側頭部、頭頂部、後頭部、前頭部などの重だるさや締め付け感がある頭痛など

頭痛には、片頭痛緊張型頭痛群発頭痛薬の使用過多による頭痛の4種類のタイプがあります。

このページでは、頭痛の中でも圧倒的に多く、日本だけでも2000万人いるという緊張性頭痛の症状・原因と、当院の頭痛治療についてご紹介します。

頭痛の症状と原因

症状の特徴

緊張性頭痛の特徴の前に、その次に多い片頭痛や、偶発性頭痛についてもご紹介しますので、自分がどれなのか確認してみましょう。

◆片頭痛の症状

片頭痛の原因の視床下部
  • 吐き気・嘔吐を伴う
  • 音や光に敏感になる
  • 体を動かすと余計辛い
  • 拍動性のドクドクするような痛み

片頭痛は、CGRP(カルシトニン遺伝子関連ペプチド)というものが原因なのではということが近年わかってきており、2021年からCGRP抗体薬が大きな結果を出しています。CGRP抗体薬頭痛専門外来で処方してもらうことができます。

◆偶発性頭痛の症状

群発頭痛の男性
  • 痛みは片側だけ
  • 目の奥に激痛がある
  • 目が充血したり、涙や鼻水が出る
  • 興奮状態で落ち着かない
  • 毎日、1ヶ月前後の期間続く

偶発性頭痛の症状がでている場合は、脳や神経が原因になっていることが多いので、まずは脳神経外科神経内科に受診してから当院にご相談ください。

◆緊張性頭痛の症状

頭が痛くて集中できない
  • 首・肩こりがある
  • 前頭部・側頭部・後頭部など場所が様々
  • 拍動性の頭痛ではなく重い・だるい感じ
  • 嘔吐などを伴わない

緊張性頭痛の原因

帽状腱膜と頭痛の関係
肩こりの筋肉

顎関節や眼精疲労などが影響することもありますが、緊張性頭痛をもたらす大きな原因の一つは、頭の筋膜と、首や肩・背中の筋肉と繋が理によるものです。首や肩・背中の血液循環が滞り、コリが続くと頭痛になりやすいのです。

では、緊張性頭痛の元となる首肩こりの原因は何かというと、動かないこと姿勢・使い方です。

原因1:動かないこと

前述の通り、体を動かすことで筋肉は伸びたり縮んだりするため、デスクワークやその他で動かなければ筋肉で血液循環は大幅に低下します。座っていてもこまめに首や肩、その他体を動かすことが重要です。(もじもじしたり、体重のかかる位置をずらすだけでも効果的です。)

原因2:姿勢・使い方

また、スマホやパソコンを使っていて、首に対して頭が前に出てしまう癖がある方は首・肩こりに非常になりやすいです。5kgほどある重い頭を首や肩・背中の筋肉で支えなければならないため、異常な負担がかかります。このような姿勢の方は日頃から気をつけましょう。

当院の頭痛治療

緊張性頭痛の場合、首・肩や背中のコリをとった上で頭自体の施術をすると効果的です。

首や背中・肩のアライメント異常(骨の配列・位置のズレ)を正しい位置に戻し、硬く縮こまっている筋肉を筋治療やストレッチで戻します。その上で、頭を包む筋肉・筋膜の調整を行うことで緊張性頭痛はスッキリします。

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